みなさんは更年期障害や月経前症候群(PMS)について
どの程度、理解しているでしょうか?
なんとなくだと
「ホルモンバランスの乱れ」とか
「自律神経の乱れ」とかは出てくるとおもいます。
更年期障害や月経前症候群が具体的にはどんなものか知っていますか?
仕方のないもの、必ずなるものと思っていませんか?
裏情報(?)も交えながら説明したいと思います。
まず重要なのが2つの女性ホルモン
エストロゲンとプロゲステロンです。
エストロゲンは良く聞かれると思いますが、
実はエストロゲンは3つのホルモンの総称で
作用の強いものから
エストラジオール(E2)>エストロン(E1)>エストリオール(E3)
となります。
エストロゲンとプロゲステロンの作用はいろいろあるのですが、
ざっくり言うと
エストロゲンは卵胞ホルモンとも言い、排卵の準備をし、血管や骨を守り。
プロゲステロンは黄体ホルモンとも言い、排卵を抑制し、受精の際に卵が
子宮で上手く育つように準備をしたりします。
排卵前がエストロゲン、排卵後がプロゲステロンと覚えれば良いと思います。
そして、閉経後はこれらのホルモンは減少するようになります。
一般的に言われるのは
エストロゲンが高すぎるから月経前症候群(PMS)。
エストロゲンが低すぎるから更年期障害です。
「あれ?プロゲステロンは?」ってなりません?
これからは面白い本の事をお伝えしていきます。
まずはこれ!!
全米でベストセラーの1冊です!!
女性ホルモンって何から出来ているか分かりますか?
実はコレステロールです!!
コレステロールから出来るホルモンをステロイドホルモンって言います。
そう、皆さんがよく知っているステロイド剤のステロイドです。
ステロイドは免疫抑制とかあるのですが、自律神経の絡みもあるので
後で説明します。
まずはステロイドホルモンの合成経路から
(↑見づらいですが院長力作です(;^ω^))
複雑ですね(笑)。
注目したいのがプロゲステロンの場所とコルチゾールです。
プロゲステロンはだいぶ上流にありますね。
そして、注目ホルモンのコルチゾールです。
コルチゾールは別名ストレスホルモンとも言われます。
ストレス!!そう、自律神経が絡んできます。
自律神経に関しては、こんな本もあります。
交感神経優位は炎症反応
副交感神経優位はアレルギー反応などの
お話が書いてある面白い本ですよ♫
さて、ストレスって何のためにあるんでしょうね?
人間って動物ですよね、そして生物ですよね。
生物のストレス・・・
・・・そう、天敵に襲われる時で、生きるか死ぬかって時です!!
その時の選択肢は主に2つあります。
1.闘うか逃げるか・・・闘争逃走反応(SAM系)
2.固まる(死んだふり)・・・フリージング/すくみ反応(HPA系)
それぞれのホルモンの流れは
1.SAM系
視床下部室傍核-アセチルコリン→交感神経節前線維-ノルアドレナリン→
副腎髄質→アドレナリン
2.HPA系
視床下部室傍核-CRH→下垂体-ACTH→副腎皮質→コルチゾール
出ましたコルチゾール!!
そう、ストレスがかかるとコルチゾールがでるんです!!
コルチゾールってプロゲステロンから作られます。
つまり、ストレスがかかるとプロゲステロンが減ってコルチゾールが増えます。
プロゲステロンを増やすにはコレステロールを増やさないといけないんです!!
「でもコレステロールは悪いんでは?」
違います!!
↑そのへんは、この本に書いてあるのですが、
とんでもなく長くなるので今回は割愛します。
さて最初の本に戻ります。
皆さん環境ホルモンって知ってますよね。
ホルモンの様に体内で働く化学物質のことです。
この環境ホルモンがエストロゲン様作用するそうです。
つまりストレスフルのこの世の中で良質なコレステロールが足りていないと
1.ステロイドホルモンの上流のプロゲステロンが減少。
2.コルチゾールの上昇・・・免疫抑制など
3.エストロゲンが減少するかと思いきや環境ホルモンのおかげで
エストロゲン作用上昇。
つまり更年期障害と月経前症候群は
エストロゲンとプロゲステロンのバランスの乱れが原因!!
と、この本には書いてあります。
ちなみに更年期障害って先進国病で環境ホルモンが少ない
発展途上国では、ほとんど無いとも書いてます。
辻褄が合いませんか?
男性の更年期障害も説明できちゃいますし♫
じゃあどうする!!
なので当院ではクライアント様の反応をみながら
以上のような反応が出たらCBSでバランスします。
病は気からとか言うし気にしたくない!!
という方には、
当院ではボディートークで意識(潜在意識)のバランスを整えたりします。
尚、当院は診断・治療行為等は一切行いません!!
これらの行為は医師法違反です。
筋肉を介した反応からクライアント様の自然治癒力向上のお手伝いをしているだけです。
長文、最後までお付き合いしていただき、ありがとうございますm(_ _)m