コラム

新しい生活様式のメリット・デメリット

こんにちは、施術にキネシオロジーを活用する、福島ではレアなセラピストの院長です!(^^)!笑

最近多忙によりブログをかなりサボりました(^_^;汗

しかし、そんな中でもブログを書こうと思った理由・・・

それは、最近、新規のクライアント様に対して施術後にするお話の内容があまりにも同じだからです。

それが今回のタイトル「新しい生活様式のメリット・デメリット」です。

なんでもそうなのですが、メリットの裏には大抵デメリットがあり、その逆も然りです。

「長所であれば短所でもある」、中医学では「陰陽」や「中庸」などで説明しますが、この辺をなるべく分かりやす、ザックリ書いていきます。

まずは、「新しい生活様式」って、どんなのがありましたか?

1.咳エチケットなどの為のマスク着用

2.ソーシャルディスタンス

3.手洗いの徹底

これが基本の3つとなります。

皆さんも、これらのメリットは説明出来ると思います。では、デメリットは何でしょう?

・・・・・ってなる方が多いのではないでしょうか。

仕方の無いことです。

日本では、メディアでもメリットしか伝えない傾向にあります。”臭い物には蓋をする”ではないですが、デメリットを発信すると何故か叩かれる国です。(報道の自由度の日本のランキングに如実に表れています。)

しかし、この”デメリット”を理解していないと、コロナ禍でのストレスがとんでもないことになります。

先日には文部科学省から令和2年度の児童生徒の自殺者が急増した事により、大臣からメッセージも出ています。

悲しいことです。

さて、デメリットのお話をしていきます。化学的な事までお話しすると大変な量になるので、大雑把に説明します。

まずは

1.マスク着用・・・呼吸が浅くなりますよね。酸素の吸気量が低下するとエネルギーを生成するミトコンドリアの機能が低下する恐れがあり、ミトコンドリアの機能が低下すると基礎代謝の低下や慢性炎症などのリスクが上がる恐れもあります。また、マスク着用により顎関節の開口制限が起こり噛み締めなどが起こりやすくなったり、噛み締めに使う側頭部の筋肉が緊張しやすくなります。

以前のブログ「ストレスと心身」にも書きましたが、交感神経は闘争逃走反応がベースとなります、浅い呼吸や噛み締めなどは闘争逃走反応の動きと同じなので交感神経が上がりやすくなります。

2.ソーシャルディスタンス・・・主にオンライン化に伴うデメリットです。本来生物は他の物を認識する際は五感をフル活用します。対人ならその人の香りや握手などの触覚や、場の空気感や周りの人の表情、生命特有の熱感などもそうですし、ことわざにも相手を五感を通して感じる様子を表す言葉がいっぱいあります。「胡散臭い」とか「苦々しい」などもそうですよね。

人は受容した感覚を脳に入力し、入力した内容により脳回路を作り上げ感情や動作などを出力していくと言われています。コロナ前とコロナ禍では明らかに入力内容が違います。ですから、当然出力も変わるはずです。

簡単な例だと、会社でミスをしたとします。信頼している同僚が肩を軽く叩きながら「大丈夫だよ」とサポートしてくれたとします。オンラインでは触れ合うという行為は出来ませんよね。スキンシップという行為はオキシトシンというホルモンが分泌されます。愛情ホルモンとも言われ安心感やストレス抵抗性も高めます。五感の刺激の低減は生物にとってはデメリットにもなります。

3.手洗いの徹底・・・主に過剰な消毒によるデメリットです。人の身体は37兆6千万個の細胞で出来ています。

では、人の身体にはどの程度の細菌がいると思いますか?なんと1000兆個の細菌がいます、60kgの人なら5~6kgが細菌の重さとも言われます。最近は「腸内フローラ」などの言葉もよく聞かれますが、生物(人)は細菌と共生しないと免疫やストレス抵抗性や代謝などの身体機能をうまく保てないんです。

しかし今現在のコロナ禍ではとにかく消毒や除菌ですよね。確かにウイルスや悪性の細菌の量は減るでしょう。しかしそれと同時に、自身に共生している善玉の細菌も死んでいきます。

これが何を示しているかは、なんとなく想像出来ますよね。

 

この一年間、このようなデメリットで症状が出ていると思われるクライアント様がとても多いです。

ならどうすれば良いのでしょう?

当院でよくアドバイスする事をお話しますね。

まずは五感を感じながらゆっくり深呼吸することです。

生物共通のストレス反応は闘争逃走反応です。過去の経験から、未来を考えながら戦ったり逃げたりします。人間にも当然名残があります。思考は過去の経験と未来の予想が主になりやすいです、つまりストレス反応を誘発します。なので思考をなるべく止めて五感を感じるのですが(結構難しいです笑)、簡単なイメージは絶景を見ている時です。とても素敵な景色を見ている時っていろいろな感覚を感じませんか?風が皮膚に当たる感触やその場の香り、川の流れる音や鳥や虫たちの音などいろいろ感じるはずです。そしてその時ってあまり思考を働かせていないはずです、今を感じてる状態です。

自宅ならこんなことも出来ます。お風呂で湯船に浸かったとします、お湯の感触を感じお湯の音をや香りを感じ、なるべく思考を止めながらゆっくりと深呼吸をする。

全身の力を抜きながらの深呼吸。とても大切です。

さて次にスキンシップや細菌です。

子供やパートナーやペットがいればハグ出来ますが、一人暮らしでは難しいですよね。その場合ぬいぐるみを抱くだけでも違います。自然が近くにあるなら植物や土に、海や川が近くにあるなら水や海水に触るだけでも違います。人は生物です。自然の物に触れる事はとても大切なんです。

自然には細菌がいます。食物も本来は自然の恵みです。

自然に触れながらなるべく加工されてない細胞のままの食品を食べる、本来生物なら普通の事ですが、文明を持った人間はどうでしょうか?意識しないととても難しいことになっています。

腸内環境に良いという発酵食品などは粉になってないですよね、加工が多い食事は粉物の割合が多くなります。ビタミンやミネラルも減少します。自然に触れながら出来ればスキンシップをし細胞を食べる、生物なら本来行うはずの自然な生き方を考えてみる。これが大切なのかなと思います。

 

メリットにはデメリットがありますし、デメリットにはメリットがあります。

長所には短所がありますし、短所には長所があります。

 

文明と自然のバランス、コロナ禍だからこそ考えられるチャンスかもしれません。

 

当院は診断や治療行為はしませんが、いろいろなアドバイスは致します。

 

心身で何かお困りごとがありましたら、お気軽に聞いて下さいね。

 

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