気が付けば一年以上ブログをサボってました笑。(多忙だったもので・・・)
今回は「世代による思考の違い」について書こうと思います。
当院に来院されるクライアント様でも仕事場の上下関係のストレスや親子関係でのストレスに悩まされる方が非常に多いです。
前々回のブログ「精神的ストレス」
に書いた3歳までに出来る思考の基盤の影響も大きいですが、世代による思考の違いから来るストレスも非常に多いので参考にしてもらえればと思います。
さて、今回の「世代による思考の違い」ですが、ポイントは「人口増加の時代に生きてきたのか人口減少の時代に生きてきたのか」です。
前者が「高度成長&バブル世代」、後者が「少子高齢化世代」って感じですかね。
人口と思考???ってなると思いますがお付き合い下さい。
人口の話をする際に経済の話は必要不可欠です。
文明の中で生活している人には切っても切れない関係だからです。
人口が増えると労働人口も増えて経済も発展しやすいです。
しかし、人口が増加すれば異端児も比例して増加し、集団ががカオスの方向へと向かいやすくなります。
せっかく人口が増えて労働人口も増えているのであれば、みんなが同じ方向性を見て協力して経済を発展させてくれた方が集団として都合が良いし、他の集団との経済競争の面を考えても都合が良いです。
そうなると幼少期からの教育はどうなるでしょうか?
個の多様性よりも集団での同調性を強調するシステムが自ずと選ばれるはずです。
集団での同調性が強化されると同じシステムを皆と同じように行う人間へと強化されるはずです。
このシステムの長所としては、同じ事でも黙々と行えますし、集団の為に惜しみなく行動するでしょう。同じ文化やシステムを維持しやすくもなります。
ただ反面、短所として変化を恐れたり、同じシステムに固執したり、新たな発想を受け入れづらくなったり、多勢から外れた人を嫌いやすくなったりもするでしょう。
では人口が減るつまり労働人口が減る場合はどうでしょうか?
同じシステムを続けていては労働人口が減るのですから経済は衰退していきます。
つまり集団での同調性よりも個の多様性で新たな分野にかけた方が経済の衰退を押さえる可能性がある訳です。
そうなると幼少期からの教育も皆と同じ事をするシステムから個の個性を尊重し多様性を生むシステムに変化していくはずです。
長所としては同じシステムに捕らわれなくなり変化を受け入れやすくなるでしょし、自分自身を尊重しやすくもなるはずです。自由な発想も得意になるでしょう。
反面、同じシステムを嫌ったり、集団同調が苦手だったりしやすくもなるはずです。
ここで1つ大切なポイントが出てきます。
教育や指導などにおいて集団での同調性を求める際、違う行動をされるのはとても迷惑とされます。
グループから外れた存在の人や異端児的な人は押さえ込む必要が出てきます。
しかし、個の個性を尊重する際はその必要がなくなってしまいます。
「高度成長&バブル世代」と「少子高齢化世代」の狭間が「氷河期世代」なのですが、「氷河期世代」より上の年代は体罰は当たり前だった人が多かったと思います。
院長も先生からげんこつとかよくされた記憶があります。
集団の同調性が強化された人間の指導の下で集団行動が求められているのに、そこから外れた行動をした人物を押え込む場合、指導行動がエスカレートすると体罰が出やすくなります。
ライオンや猿などの集団においても、グループをまとめるリーダーは力で支配するので動物の本能的な要素もあるのかも・・・
そうなると「高度成長&バブル世代」や「氷河期世代」は弱肉強食世代になりますね。
結果として怒られることに耐性が付く反面、怒る人に服従しやすくもなります。それが嫌ならぐれるしかないかもですね。
では「少子高齢化世代」はどうでしょう?
押え込む必要が無いなら怒られる必要もなくなっていくはずです。
結果として怒られる事に耐性が低くなったり、弱肉強食ではなくなっていくので無駄な努力は嫌うようになるのではないでしょうか。
世代により生きる環境が違がければ、思考も大きく異なるはずです。
あくまでも1つの可能性の話にしか過ぎませんが、そのように全体を見れれば現在置かれている環境のストレスの受け方も大きく変わるかもしれません。
今回は大雑把に書きましたが、人間関係での生きづらさなどありましたらお気軽にご相談くださいね。