コラム

文明と自然~思考と五感 現代人は考え過ぎ

毎月一回の更新を目標にしたブログも、気が付けば一年に一回ペースになっておりました…。

多忙と言い訳せずに、もっと仕事をしないとですね…汗

さて、今回は「文明と自然~思考と五感」というタイトルですが、簡単に言ってしまえば「現代社会に生きる人は考え過ぎで、脳が休まる暇がない人が多いですよ。」という話です。

 

文明って便利でありがたいものですよね。院長も現代社会にどっぷり浸かっていると思います。

では、「文明ってなんでしょう?」。いろいろな考え方が出来ますが、一つの特徴として「人工物が増えること」と捉えることもできます。

皆さんの周りも人工物で溢れていますよね。そして、本当に便利です。

この人工物ですが、基本的には頭の中で考え付くものしか作ることが出来ません。つまり、「思考が具現化した物が人工物」と捉えることが出来ます。

「これはこうして使う物。あれはああして使う物。」と理解出来るのも、人の思考が作り出した物だからでしょうね。

そう考えると、この現代社会は多くの人工物に囲まれた環境。言い換えれば、多くの人の思考に包まれた環境とも言えるでしょう。

家の中も、「思考が具現化した人工物」だらけですよね。こんな思考だらけの環境で思考を止められると思いますか?

よっぽど意識しないと無理ですよね。

なので、「現代社会に生きる人は考え過ぎで、脳が休まる暇がない人が多いですよ。」ということになるんです。

では、「自然」ってなんでしょう?。院長は「文明」の対極が「自然」と捉えています。

「自然にあるもの」、空・海・山・川・草原・滝・木・花・雑草・動物・鳥・魚・昆虫・微生物・最近・バクテリア・ウイルスetc…

「自然にあるもの」に対して何の為に存在し、何の意味があるとか簡単に思考出来ますか?

広大な景色を見た時、肌で風を感じた時、花の香りを感じた時、植物や動物のぬくもりに触れた時、「あれをああして、これをこうして」とか思考をグルグル回せますか?

院長は大自然の前では人は無力だと思います。大自然を人の思考で理解しようとしても微々たるものでしょう。

考えても仕方ない自然に対して何が出来るか?それは思考を止めて五感で自然を感じることではないでしょうか?

自然を見に行ってリラックスするとは、言い換えれば、「思考を止めて五感で感じること」だと思います。

 

ここまでの話で、文明が悪で自然が善と言いたいのではと思う方が多くいらっしゃるとは思いますが、そんなことは思ってはいません。

太極図ってご存知ですか?陰陽太極図や太陰太極図とも言ったりするのですが、白と黒の勾玉が合わさって円になったようなマークです。

分からない方は太極図で調べていただければ直ぐに画像が出るはずです。(TOWN&COUNTRYのロゴにも使われています。)

太極図には白い勾玉の中には黒い丸が、黒い勾玉の中には白い丸が描かれています。

「陰の中にも陽があり、陽の中にも陰がある」を表していて、相反する2つのものがバランスを取り合うことで天地万物が成り立っていることを指しています。

ざっくり言うと、「どちらかに偏っては駄目ですよ」ってことです。

海の海面をイメージしてください、平らに見えても実際は穏やかに波打っています。海面の凸を陽、凹を陰だとします。

凸凹が穏やかに調和していると落ち着きませんか?反対に凸凹が極端になると大波みたいで落ち着かなくなりませんか?

生物学者の福岡信一先生が生命を述べる概念として「動的平衡」という言葉があります。「動的平衡」とは物理学や化学や生物学において、物質の生成と消滅の速度が等しくなり、全体として変化しない状態を指します。

人の体は37兆個の細胞で出来ていますが、その細胞が日々生成されたり消滅したりしています。

全体の調和がとれていれば変化のない身体のようになりますが、どちらかに偏れば病気として現れます。

どちらにも偏らない「動的平衡」、太極図が表す意味と同じですよね。

 

文明と自然、どちらにも長所と短所があると思います。ただ、長所も短所も表裏一体だと院長は思います。

思考の生活をしたら意識して思考を止める時間を持つ。文明と自然を行ったり来たりしているように。

 

今年は猛暑だったり、秋が短く突然寒くなったりと気温の偏りが強く体調不良の方が非常に多いです。

そんな偏りの多い時こそ、意識して思考を止めて五感で身体を感じ、太極図や動的平衡が意味するように穏やかな波のように身体を調和させてくださいね。

 

 

 

 

 

 

 

 

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